初めに
2019年頃に使っていたEDHデッキレシピの記録です。どんどん新しいカードが出ていますし、高くて買えなかったカードなどもありますが、基本的な組み方や戦略は変わらないので参考になると思います。
EDHとは?
MTGwikiの統率者戦のページで詳しく説明しています。
EDHの大きな特徴は以下の点です。
- 統率者を指定する。→いつでも固定の手札が1枚ある。
- 統率者が持っている色しか使用できない。→一部のパワカを好き勝手入れられない。
- デッキが100枚でハイランダー。→ほしいカードへのアクセスが難しい。
- 対戦相手が複数人である。(1vs1で戦う硬派な遊び方もあります。)→ビートダウンが大変。
EDHで採用するカード
EDHのデッキ内のカードは大きく以下の5種類に分けられると思います。
- マナ加速
- 勝ち筋
- 勝ち筋へのアクセス
- 妨害(妨害から守るカード)
- その他(趣味枠?)
mtgでは緑がマナ加速で強く、黒がサーチで優秀でありEDHでも強い色となっています。逆に弱い色は赤と白です。プローシュは赤黒緑なので色には恵まれています。また効果も地味ながらかなり強力です。
プローシュの強いところ
カーの空奪い、プローシュ (3)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
あなたがこの呪文を唱えたとき、《カー砦のコボルド/Kobolds of Kher Keep》という名前を持つ赤の0/1のコボルド(Kobold)・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはこれを唱えるために支払われたマナの点数に等しい。
飛行
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:ターン終了時まで、カーの空奪い、プローシュは+1/+0の修整を受ける。5/5
- ノーコストでサクれるところ
プローシュ自体が俗に言うサクり台であること。何かとコンボには生贄が絡むことが多い。他の統率者ならコンボパーツに加えてサクり台のサーチも必要だけれど、プローシュ自身にその能力があるのでステップを一つ省くことが出来る。
- 唱えた時の能力を持っていること
”唱えた時”に誘発する能力を持っているので統率者が打ち消されてもアドバンテージを稼ぐことが出来る。シンプルに強い(気がする)。更に、この能力は統率者税が増えるほど効果が増していくので少しお得。
- 恵まれたボディ
飛行はなんだかんだでツヨイッ。パワータフネスも平均よりは高め。これのおかげでグダった時に統率者ダメージで勝ちを狙いにいきやすい。
デッキの方向性
プローシュの構築はいくつかのパターンがあり、
- ビートダウン型
- コンボ型(ドラゴンストーム)
- コンボ型(フードチェイン)
の3パターンが主流だと思います。
EDHは対戦相手が3人いるので、殺伐と勝利を目指すならコンボで3人に同時に勝つ方が効率が良いです。牧歌的に遊ぶならビートダウン型にして好きなカードを使えるようにすると楽しいです。プローシュの強みを活かそうと構築を進めていくと自然とコンボ型(フードチェイン)になります。空き枠にこの色だからできるコンボを可能な限り詰め込んだものです。
ドラゴンストーム型にしなかったのはフィニッシャーとなるドラゴンを採用する枠が必要でありデッキを圧迫することと、それらのカードを素引きしたときに弱いからです。また、デッキの色からソーサリーをサーチする方法がクリーチャーをサーチするよりも遥かに難しいからです。
デッキレシピ
プローシュでEDHを始める場合に必須になりそうなカードを赤文字にしています。
この構築でのコンボパーツを太文字にしています。
コンボパーツを集めるのに使うカードを紫文字にしています。
マナを伸ばすのに使うカードを緑文字にしています。
- クリーチャー(34枚)
- 歩行バリスタ/Walking Ballista
- 極楽鳥/Birds of Paradise
- エルフの神秘家/Elvish Mystic
- ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
- フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves
- 深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow
- 東屋のエルフ/Arbor Elf
- 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
- ほくちの壁/Tinder Wall
- 臓物の予見者/Viscera Seer
- ティタニアの僧侶/Priest of Titania
- 獣相のシャーマン/Fauna Shaman
- 溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe
- 金属ミミック/Metallic Mimic
- Elvish Spirit Guide
- 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
- 彼方地のエルフ/Farhaven Elf
- ウッド・エルフ/Wood Elves
- 失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways
- 再利用の賢者/Reclamation Sage
- 永遠の証人/Eternal Witness
- フェアリーの忌み者/Faerie Macabre
- 月の大魔術師/Magus of the Moon
- 不死身、スクイー/Squee, the Immortal
- 永遠の災い魔/Eternal Scourge
- ボディ・スナッチャー/Body Snatcher
- 残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap
- 毒矢尻の射手/Poison-Tip Archer
- 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
- アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier
- 不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowed
- 収穫の魂/Soul of the Harvest
- 変幻の大男/Protean Hulk
- 穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded
- ソーサリー(13枚)
- インスタント(10枚)
- エンチャント(10枚)
- アーティファクト(2枚)
- 土地(30枚)
- ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower
- 統率の塔/Command Tower
- マナの合流点/Mana Confluence
- 真鍮の都/City of Brass
- Taiga
- 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
- 血の墓所/Blood Crypt
- 草むした墓/Overgrown Tomb
- 燃えがらの林間地/Cinder Glade
- 尖塔の庭/Spire Garden
- 特別観覧室/Luxury Suite
- 燻る湿地/Smoldering Marsh
- 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
- 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
- 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
- 汚染された三角州/Polluted Delta
- 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
- 霧深い雨林/Misty Rainforest
- 森×5
- 山×3
- 沼×4
プローシュを組むなら揃えた方が良い3枚の呪文
私なりに思った、プローシュを組むなら揃えといた方が良い呪文を紹介します。土地はお勧めするには高いものが多いので省きます。ここで紹介する3枚はどの様な構築にするかに関わらず腐ることは無いので強くお勧めします。まずはこのあたりのカードから揃えていくと良いと思います。
食物連鎖 (2)(緑)
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を追放する:好きな色1色のマナX点を加える。Xは、追放されたクリーチャーのマナ総量に1を加えた点数に等しい。このマナは、クリーチャー呪文を唱えるためにしか支払えない。
プローシュと食物連鎖の2枚でクリーチャー用の無限マナになります。マナがいっぱいあれば好みの勝ち方につなげられます。プローシュの代わりにと永遠の災い魔or不死身スクィーでも無限マナになります。
大地の知識 (1)(緑)
エンチャント
あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする:基本土地1つを対象とし、それをアンタップする。
プローシュから出てくるコボルドトークンを使うことで自由なマナが沢山出てきます。食物連鎖を使うコンボと合わせれば自由に使える無限マナになります。注意点としてある程度の枚数の基本土地を採用する必要があることです。
再誕のパターン (3)(緑)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、あなたは「そのクリーチャーのコントローラーは、自分のライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
プローシュと一緒に出てくるコボルドトークンがデッキ内の好きなクリーチャーに変わります。シンプルにパワカです。
この構築でよく使うコンボ
このデッキでよく使うコンボは次の記事(執筆中)で説明しています。